高額な資金が必要な不動産投資では、ローンを利用される方が多いです。
不動産投資でローンを利用するには、住宅ローンとは異なる条件があります。
今回は、不動産投資をお考えの方に向けて、ローンを利用する流れや条件、金利についてご紹介します。
不動産投資でローンを利用するまでの流れについて
まず、不動産投資でローンを利用する流れをご紹介します。
不動産投資でローンを利用するには、さまざまなステップがあります。
第一のステップとして、ローンを利用するにあたり、金融機関へ融資相談に行きます。
その際、高額のローンを融資する金融機関側も、どのような人物なのかを知る必要があります。
そのため、相談の際には、物件資料と本人の身分や経歴を紹介する資料を準備すると良いでしょう。
金融機関によっては、事業計画書の提出を求められることもあります。
融資を受ける金融機関が決まれば、事前審査、本審査と進みます。
審査に無事通れば、融資が決定し、契約の手続きに進むという流れになります。
不動産投資でローンを利用するための条件とは?
不動産投資でローンを利用するには、どんな条件があるのでしょうか。
ご自身の希望する額の融資を受けるためには、年収や金融資産などの条件を満たす必要があります。
不動産投資では、年収や勤続年数に加えて、勤務先や職業などの個人の属性も厳しくチェックされます。
上場企業勤務や医師などは社会的信頼が高いですが、自営業やフリーランスであれば、審査は厳しくなる可能性が高いです。
自己資産については金融機関によって基準が異なりますが、一般的には投資する不動産の10%から20%を用意するのが条件であることが多いでしょう。
また不動産投資では、購入する不動産の収益性も重視されます。
そのため、空室リスクの低く、将来性の高い物件を探すのがポイントですね。
不動産投資のローンは固定金利と変動金利のどっち?
不動産投資のローンには、固定金利と変動金利の2種類の金利タイプがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらが有利とは言い切れるものではありません。
固定金利は、金利が一定なので資金計画が立てやすいのがメリットですが、変動金利と比較すると金利が高い傾向にあります。
一方で変動金利は、固定金利よりも安い金利で借り入れができるますが、金利上昇リスクがあります。
ローンの借り入れは長期にわたるので、その物件の特徴や収益性、本人の属性や自己資金の額など、さまざまな観点から検討する必要がありますね。