家族から相続で受け継いだ建物や土地は、必ずしも有効活用できたり希望の条件で売れるとは限りません。
手放したくても、なかなか売れず、管理費や税金などの支払いで所有者の経済的負担にしかならない不動産は「負動産」とも呼ばれ、近年では大きな社会問題になっています。
今回は負動産とはなにか、その負動産を処分する方法を解説します。
相続した不動産の別の呼び名「負動産」とはなにか?
主に負動産と呼ばれるものは下記の3つです。
●リゾート地の別荘やマンション
●空室が多い賃貸物件
●相続した家や土地
これらは利用価値や財産的な価値が無くても、維持費や固定資産税を払わなければならず、所有しているだけでマイナスになる不動産です。
所有しているだけで、負債になることから「負動産」と呼ばれるようになりました。
とくに空き家の急増が大きな社会問題になっており、総務省統計局が行う「住宅・土地統計調査」で、2030年ごろには全国で約2,000万戸と3軒に1軒が空き家になってしまうという試算もされています。
負動産となった不動産を処分する方法
不動産を処分する方法として、下記の3つが挙げられます。
●売却する
●空き家バンク制度を利用する
●寄付する
処分方法として、もっとも手っ取り早いのは売却することです。
負動産であっても、リフォームやリノベーションをすることで快適な住宅に生まれ変わる可能性があり、そのような物件を探している買い手もいます。
弊社のほうでも、不動産の買取や売却の査定を受け付けておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
空き家バンクとは、物件を売りたい、もしくは貸したいと考えている方と移住や交流のために物件を探している方をマッチングするサービスです。
近年では、多くの自治体が注力している制度で、なかには空き家の改修工事に補助金を出す自治体もあります。
登録は無料でおこなえますので、不動産売却と並行して登録すると良いでしょう。
最後の方法としては、寄付することです。
売却ではないので利益は得られませんが、固定資産税や維持コストからは解放されます。
寄付する候補として、自治体、法人、個人があげられますが、どこに寄付するかによって課税される内容が異なりますので注意が必要です。
まとめ
ここまで、負動産についてとその処分方法について解説しました。
負動産とは、相続したはいいが利用価値や財産的価値が無く、所有しているだけで課税される負の不動産のことを指します。
負動産を処分する方法は、売却・空き家バンクを利用する・寄付などの方法があります。
負動産は所有している限り固定資産税を払わなければならないので、早めに対応したほうが良いでしょう。
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